現在新型コロナウイルスの影響もあり、この先妊活をどうするか迷われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

精子提供を依頼する場合の妊活では、パートナー間の妊活と比べてドナー・依頼者の双方に感染リスクが大きくなってしまいます。

そこで少しでも感染するリスクを減らすためにできそうなことはないか、思いつく範囲で書いてみました。

提供時と移動時の感染リスクについて

シリンジ法・人工授精(体外受精)の場合

従来通りのご提供の場合、どこかの駅やホテル・百貨店・大型ショッピングモールやオフィスビル等の比較的清潔なお手洗いを利用してご提供される提供者の方が多いのではないでしょうか?中にはカラオケボックスやネットカフェ等を利用されている方もいらっしゃるかもしれません。

短時間とはいえ、公衆トイレ等の不特定多数が利用する不衛生で換気も不十分な個室で採精するのはかなりのリスクを伴うと思われます。少しお金がかかってしまいますが、ホテル等の掃除や換気が行き届いている個室を利用されるのをオススメします。

ドナーと依頼者の距離が近い場合で、もし可能であれば自宅で採精してお渡しするというのも方法の一つだと思います。ただ、お互い職場からの行き帰りでの提供といったケースも少なくはないため、あまり現実的ではないかもしれません。

受け渡しの際もマスク・ソーシャルディスタンスを忘れずに

普段の生活で心がけていることを実践するのも忘れないようにしましょう。対面での受け渡しを避ける場合、コインロッカーのようなものを利用するのも有効だと思います。

タイミング法の場合

この時期にタイミング法を行うのは提供者にも依頼者にも大変リスクを伴います。同居して同じ環境を共有している場合と、そうでない場合とではやはり取るべき対応は変わってくるかと思われます。なるべく他の方法を検討されることをお勧めします。

公共交通機関(電車やバス等)をなるべく利用しない

あくまで中・近距離でのやり取りを想定してのお話になります。遠距離でのやり取りですと、新幹線や飛行機での移動が基本になるかと思います。

提供者か依頼者のどちらかが自家用車やバイク等をお持ちの場合は可能だと思います。一人で利用可能な移動手段をお持ちでしたら最大限に利用しましょう。

どうしても交通機関に頼らざるを得ない場合、なるべく乗車率の少ない路線を利用したり、有料特急を利用して移動する方が安全性は高いかと思われます。

移動手段を持つ側が、なるべく相手の近くまで出向いて受け渡しをするのが理想的でしょう。お互い人がたくさん集まる場所へ行くことをなるべく避けられるように配慮し合うようにしましょう。自家用車での移動であれば、感染するリスクを最小限に抑えられます。

自家用車をお持ちでなくても、運転免許をお持ちの方で普段から車を運転される方でしたらレンタカーを利用されるのも良いと思います。

依頼者側の感染リスクについて

提供の受け渡しの際の方法や待ち合わせ場所、移動手段については提供者サイドとほとんど同様になります。

ただし、依頼者側は当然受け取った精液を注入する必要がある訳ですから、受け取った精液から感染する可能性についても考えておきましょう。

精液から新型コロナのウイルスが検出されたというニュースの記事をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。↓

http://www.kameda-ivf.jp/blog/post_80.html

現在、性交渉から感染するかどうかに関してはまだ不明のようです。ただ、体外受精をする場合、男性側に感染症対策用の薬を服用するように指示される病院やクリニックがあります。これは相手側である依頼者の女性に感染させてしまう可能性を危惧されてのことなのだと思われます。

状況が落ち着くまでは自粛するのも選択肢の一つ

シリンジ法だけでは妊娠できる可能性があまり期待ができず、不妊治療を伴うご提供になるケースもあるでしょう。

残念ながら現在不妊治療を中止・延期してしまっている病院やクリニックは少なくありません。この先の新型コロナウイルスの蔓延状況次第では、そういった所はもっと増えていくかもしれません。妊娠・出産へと進む場合にも、今まで以上に様々な障壁が発生します。

妊活を中断できない状況の方を除き、まだ待てる状況の場合はしばらく様子を見るのも一つの手だと思います。