排卵検査薬の使い方

1.検査薬の準備をする

検査薬を取り出して使用できるようにしておきます。採尿後に、判定が出るまでスティックを置いておく場所にペーパータオルやティッシュなどを敷いておきましょう。

2.採尿する

採尿は尿を「直接採尿部にかける方法」と、「尿を容器にとって浸す方法」のふたつがあります。ペーパータイプの検査薬は尿に浸して採尿します。排卵検査薬に表示されている「MAX」の線まで、尿吸収体に尿がいきわたるのを待ちましょう。

判定窓やその他の部分に尿がかからないようにし、検査前に採尿部に触れないように注意しましょう。尿の量が多すぎたり、少なすぎたりする場合、正しく検査できない場合もあります。取り扱い説明書をしっかり読み、適切な秒数で検査するようにしましょう。

3.平らな場所に規定時間置く

採尿を終えたら、判定結果が出るまで平らな場所にそっと水平になるように置きます。正確な判定を得るため、取扱説明書に書かれた規定時間を守るようにしましょう。

4.判定結果を確認する(陽性反応の見方)

「コントロールライン(リファレンス・基準ライン)」と判定結果を示す「テスト(結果)ライン」と呼ばれる2本のラインを見分ける必要があります。テストラインがコントロールラインと同程度の濃さを示した場合は陽性となりますが、コントロールラインより薄いか、もしくはまったく現れない場合は陰性の可能性が高くなります。

コントロールラインに線が現れていない場合は、検査が正確に行われていないことが考えられるので、新しい検査薬で改めてチェックするようにしましょう。

検査薬の種類によっては、コントロールラインがなく、テストラインの有無だけで陽性か陰性かを判断できる製品もあります。

検査結果は毎日メモで保存する

判定ラインの本数や濃度で陽性か陰性かを判断するため、ラインの濃度でチェックする場合は記録がとても重要です。写真やメモなどで保存しておきましょう。

陽性反応の出方

陽性反応がずっと薄い場合

検査時期のタイミングがずれていたり、検査薬の感度が悪い可能性があります。人によっては体質的にLHの濃度が低い場合もあるので、気になるときは婦人科で検査してみることをおすすめします。

陽性反応がずっと出ない

生理不順で排卵日が遅れている可能性があります。また、体質的にLH濃度の基礎値が低いためにLHサージを検出できないこともあります。基礎体温が高温期に入らない場合は、無排卵月経の可能性もあります。いずれにせよ病院を受診して排卵しているかどうかを確認してもらうと安心です。

判定のポイント

  • 判定ラインが現れない場合は陰性
  • ラインが薄かったり少なかったりする場合は陰性のことも
  • 尿量確認ラインや基準ラインがでない場合は再検査
  • 陰性なら継続して検査を行う

 

LHは常に分泌されています。排卵前ではなくても「テスト結果ライン」に薄い線が現れることがあります。注意しましょう。

また、既に妊娠しているときや流産・人工妊娠中絶をした場合、不妊治療で薬物療法を行っている場合などは陽性が現れることがあります。

陽性反応が出たら

一般的に、妊娠確率が高いのは排卵日の2日前に性交渉をもつことだといわれています。妊娠の可能性をより高めるためには、陽性反応が出たら排卵日を待つことなく、その日から性交渉を続けましょう。

排卵検査薬を使用するポイント

基礎体温表もあわせてつけておく

3ヵ月分の生理周期を記録してから排卵検査に臨むようにしましょう。排卵検査薬の判定結果と併せることで、より正確な排卵日を予測することにつながります。

検査開始日から連続して行う

排卵検査は1日だけ行えば良いのではなく、検査をスタートした日から毎日行います。陽性反応を見逃さないためにも、毎日検査することは大切です。

毎日決まった時間帯に採尿する

毎日決められた時間帯に採尿・検査するようにします。尿は濃度が濃すぎても薄すぎてもうまく計測できません。濃度が高まっている朝一番の尿は避け、起床後しばらくたったころがベストです。朝10時頃に検査したほうがよいと言われています。

朝晩の1日2回行えばさらに把握しやすい

1日1回では上昇が始まったタイミングがつかみにくく、性交のチャンスを逃してしまうことも考えられます。日本産科婦人科学会によると、排卵検査薬で尿中のLHをより正確に検知するには、朝夕2回の検査が望ましいとされています。

排卵検査薬を使うときの注意点

  • 使用上の注意をよく読む
  • 使う尿は排出したばかりの新しいものを使う
  • 基本的に濃くはっきりした線が現れた場合が陽性
    (見間違えのないように)
  • 直射日光・湿気は厳禁、保存温度は4~30度以内にする
  • 排卵検査薬の再利用はしない
    (再検査する場合は必ず新しいものを使用する)
  • 薬の服用中は医師に相談
    (不妊治療を行っている場合は特に)
  • 検査前2~4時間はトイレに行くのを控える
    (前の排尿から検査までの時間が短いと尿の濃度が薄くなる)
  • 検査期間中は飲酒や激しい運動を控える
    (体の水分量が変わると尿の濃度に影響を及ぼす)
  • 検査前の大量の水分摂取は控える
    (大量の水分を摂取すると尿中のLH濃度が低下してしまう)
  • 陽性反応がでたらタイミングを見て夫婦関係を
    (陽性反応が出たら当日か翌日までにはなかよしのタイミングを)
  • 判定結果に不安があったら産婦人科で相談を
    (ずっと陽性反応が続く、陰性反応のまま陽性が確認できない等)
  • 避妊の目的には使わない
    (排卵を避けたから妊娠しないとは限らない)
  • 海外の類似商品に注意
    (正規メーカーの模造品や粗悪品の場合、精度が下がる恐れも)

 

排卵検査薬は体の状態や外的な影響を受けて、検査結果も変わりやすいという問題があります。より精度の高い結果を求める場合は、病院で検査してもらいましょう。

通院して排卵日を測定する場合は、「タイミング法での治療の流れや費用について」をご覧ください。