排卵検査薬とは

排卵日を予測する方法の一つに、「排卵検査薬」を使って予測する方法があります。

排卵検査薬とは、尿に含まれる「LH(黄体形成ホルモン)」に反応して排卵日を予測するツールです。

排卵検査薬の仕組み

黄体形成ホルモンは、普段ほとんど分泌されていませんが、排卵間近になると大量に分泌され「LHサージ」が起きます。LHの分泌量を検知すると排卵検査薬が陽性反応を示すため、排卵日を特定できます。

排卵検査薬の陽性反応は「排卵直前」を意味しており、陽性反応が見られた24~48時間後には排卵が起こるといわれます。

排卵検査薬の種類

2016年の薬事法改正により、排卵検査薬は薬局やドラッグストアだけでなく、通販でも購入することができるようになりました。日本製のものや海外製のもの等、それぞれの商品に特徴があります。自分に合いそうなものを購入して使用するようにしましょう。

尿で検査するタイプ

多く市販されているオーソドックスなタイプの排卵検査薬です。スティックなどの形状のものに尿を数秒かけ(もしくは採尿したものに浸す)、尿中の黄体形成ホルモンの濃度を測定し、陽性・陰性で表すのが一般的です。唾液を利用したタイプに比べ、誰でも判別しやすいというメリットがあります。

ただし、1回1回の使い捨てになるため、唾液タイプに比べて費用は割高になります。

唾液で検査するタイプ

唾液で検査する排卵検査薬もあります。女性は体の周期変化にあわせて唾液の状態も変化しますが、特に排卵が近付くと唾液の中にシダ状の結晶が現れてきます。この結晶ができたかどうかを顕微鏡のようなレンズを利用して、目で見て確認して、排卵日を予測する方法です。

このタイプは電池交換ができて、半永久的に使用できるため、長期的にはローコストで使用できるというメリットがあります。

デメリットとしては、レンズの使い方にコツが必要な上に、毎日使用するのには少し面倒なところがあるところです。

排卵検査薬の値段は?

製品によって異なりますが、尿で検査するタイプで日本製の場合、7日分でおよそ2500円~3000円前後のものが大半です。アメリカや中国製の安い製品の場合、500円前後のものもあります。

海外製のものは日本語の取り扱い説明書がないことが多いため、初めて使用する場合や使用に慣れていない場合は日本製のものがオススメです。

まとめ買いするとお得?

海外製の排卵検査薬の商品の中には、100本から200本セットで売られているものもあります。1本あたり80円前後で購入できるので大変お得です。使い方に慣れている方は、まとめ買いでお金を節約するのが賢いかもしれませんね。

排卵検査薬を選ぶポイント

  • 採尿タイプと唾液チェッカータイプのどちらを選ぶか
  • 日本製と海外製の違い
  • 検査方法も商品によって多少異なる
    (直接かける、またはコップで採尿して浸す)
  • 1箱あたりに入っている本数もチェック
  • 検査薬の感度が良いものの方が使いやすい
  • 検査に必要な時間はメーカーによって異なる
  • 自分にとって使いやすいものを使用する

 

各社が発売する「排卵検査薬」の詳しい性能や、おすすめの商品、商品の選び方の詳しいコツ等については、別記事にて紹介します。

排卵検査薬を使うタイミング

いつから使い始めるのか

一番良いのは排卵日の数日前から使い始めることです。そのためには自分の生理周期を把握している必要があります。正しく検査するためにも、まずは日々の基礎体温を測り、自分の体について知ることが重要です。「基礎体温表」については、「基礎体温表のつけ方やポイント等のまとめ」をご覧ください。

生理周期が規則的な場合

生理は25~38日の周期でワンサイクルが巡ります。生理が毎月規則的に来ているときは、次の月経開始予定日からさかのぼって17日前から排卵検査を開始します。確実に把握したいときは20日前頃、つまり、生理が終わったあとくらいから使い始めましょう。

生理周期が不規則な場合

生理周期が不規則なときには、次回生理開始日を予測するのは困難です。そこで、過去の生理周期から検査開始日を算出します。過去の生理周期で最も短い日数で来ると仮定して、その生理予定日の17日前から排卵検査薬を使用してみましょう。

あまりにも生理周期が不規則な場合にはその測定も難しくなります。全く別の病気が隠れている可能性もあるため、妊娠の可能性を高めるためにも、なるべく早く医師に相談し、適切な診療を受けるようにしましょう。

生理開始予定日がホームページで予想できる

武田薬品工業株式会社やロート製薬株式会社などのメーカーでは、直近の生理開始日と周期を入力するか、過去数回分の生理開始日を入力すれば次回の生理開始予定日が表示されるコンテンツが用意されています。こういったものも上手く利用していきましょう。

 

排卵検査薬の使い方や使用する上でのポイント、注意事項については、「排卵検査薬の使い方やポイント・注意点など」で説明します。