精子提供

海外の精子バンクおすすめ5選

海外の精子バンクを紹介します。

選択肢シングルマザー、同性カップル、不妊に悩む夫婦に向けて書きます。

「れん」と申します。東京で精子提供の活動をしています。

海外の精子バンクとは?

海外の精子バンクとは、一言でいうと「外国にある精子の銀行」のような施設です。

健康な男性(ドナー)から提供された精子を、厳しく検査した上で安全に凍結保存し、子どもを望む人々に提供しています。

日本にいながら利用できます。インターネットを通じて、海外精子バンクの公式サイトから精子を注文すれば、治療を受ける日本のクリニックへ精子を輸送してくれます。

海外の精子バンクのメリット

ドナーの選択肢が多い

海外の精子バンクはドナーの選択肢がとても多いです。

世界には様々な人種のドナーが登録しています。そのため、白人、アジア系、アフリカ系など、幅広いルーツの中から自分たちの希望に合う人を選ぶことができます。

また、ドナーのプロフィール情報が詳しいのも特徴です。髪の色や目の色、身長といった外見的な情報だけでなく、学歴や職業、趣味や価値観まで知ることができます。

バンクによっては、ドナーの子供の頃の写真や本人の声の録音、直筆の手紙などを公開しているところもあります。まるで相手の人物像が浮かんでくるような、豊富な情報の中からドナーを選ぶことが可能です。

子どもの「出自を知る権利」に対応している

海外のバンクでは、将来子どもが自分の生物学的なルーツを知りたくなった時のために「身元開示ドナー」という選択ができます。

これは、子どもが一定の年齢に達した時に、希望すればドナーの身元情報を知ることができる制度です。

「子どもには、自分の出自について知る権利がある」という考え方に基づいています。この選択肢は、日本ではまだ難しいのが現状ですが、海外のバンクでは広く認められています。

安全性が高い

海外の主要な精子バンクは、ドナーの健康状態や遺伝的な病気について、非常に厳しい基準でスクリーニングを行っています。

感染症のチェックはもちろん、様々な遺伝子疾患のリスクを調べるための検査を実施し、クリアした人だけがドナーとして登録できます。

また、精子の管理体制についても、国際的な品質管理基準(ISO認証など)を取得しているバンクが多く、品質と安全性が高く保たれています。

海外の精子バンクのデメリット

費用が高額

海外の精子バンクは費用がかなりかかります。

まず、ドナーの精子そのものの料金がかかります。それに加えて、日本まで安全に輸送するための送料や、税関を通るための手数料なども必要です。将来、第二子などを考えて精子を海外で保管してもらう場合は、年間の保管料も発生します。

さらに、日本で人工授精や体外受精といった治療を受けるための費用もクリニックに支払わなければなりません。

やることが多い

精子バンクとの契約からドナー選び、そして日本で治療を受けるクリニックへの輸送手配まで自分自身で進める必要があります。やることが多いです。

海外の精子バンクがおすすめな人

海外の精子バンクがおすすめな人はこちら。

  • 子どもを授かりたい独身女性
  • 同性カップル(レズビアンカップル、ゲイカップル)
  • 日本国内のドナー不足で、治療を待っている人
  • パートナーに似た雰囲気のドナーを選びたい人
  • 様々な人種や民族的背景を持つドナーから選びたい人
  • 子どもの「出自を知る権利」を大切にしたい人
  • 学歴や職業、価値観など、人柄がわかる情報を参考にしたい人

海外の精子バンクの費用

費用は大きく分けて

  • 精子バンクに支払う費用
  • 日本のクリニックに支払う費用

の2つがかかります。

全体の総額は選ぶバンクやドナーなどによって変わります。1回の治療あたり30万円~90万円程度かかります。

精子バンクに支払う費用

まず、精子バンクに支払う費用についてです。

主に以下の3つで構成されます。

1. 精子そのものの料金

これが費用の中心になります。1本のストロー(1回分)あたり約3万円~40万円以上と幅が広いです。

・プロフィールが詳細なドナーほど高価です(幼少期の写真、手紙、学歴など)。

・将来子どもが身元を知ることができる「身元開示ドナー」は高くなります。

・質の高い精子ほど高価です。

2. 海外からの送料

凍結された精子を日本まで輸送するための費用です。

費用の目安:10万円~25万円程度

3. その他の費用

タンクの保証金(デポジット): 10万円~15万円。輸送に使ったタンクを返却すれば、全額返金されます。

関税・消費税: 日本に輸入する際に、数千円~数万円程度の税金がかかる場合があります。

年間保管料(オプション): 兄弟を考えている場合など、購入した精子をバンクで保管してもらうための費用です。(年間約4万円~)

日本のクリニックに支払う費用の内訳

こちらは、治療を受ける日本の医療機関に支払うお金です。

■治療費の目安
・人工授精(AID): 1回あたり約3万円~10万円
・体外受精(IVF): 1回あたり約30万円~70万円以上

その他、初診料や検査費用などが別途かかります。

費用の具体例

例えば、クリオスで中くらいの価格帯(1本10万円)の精子を選び、人工授精を1回行う場合の費用はこちら。

精子代(10万円) + 送料(約10万円) + 人工授精(約5万円) + その他諸経費
= 合計 約25万円~

海外の精子バンクおすすめ5選

おすすめの精子バンクを紹介します。

Cryos International(クリオス・インターナショナル)

世界最大級の精子バンクです。日本人利用者が圧倒的に多いです。まずはクリオスを検討してみてください。

デンマーク
メリット ・世界最大級でドナー数が圧倒的に多い。
・日本語の公式サイトや日本人スタッフによるサポートあり。
・ドナーのプロフィール情報(幼少期の写真、手紙、性格など)が詳細。
・日本への発送実績が豊富。発送方法が確立されている。
デメリット ・人気のドナーは費用が高額
・情報が多すぎるため、ドナーを選ぶのに時間がかかる
費用の目安 ・精子1本: 約2.5万円~25万円以上(ドナーの情報量や精子の質で大きく変わる)
・日本への送料: 約10万円前後(別途、タンク返却料や関税がかかる場合がある)
・合計(1回分): 精子代+送料で、安くても約15万円~が目安。
日本対応 ウェブサイト: 日本語対応
問い合わせ: 日本人スタッフ対応
電話サポート:あり
発送: 日本のクリニックへの直接発送に対応
サイトURL https://www.cryosinternational.com/

海外精子バンクのクリオスとは?費用・口コミ・メリット・デメリット

Fairfax Cryobank(フェアファックス・クライオバンク)

アメリカ
メリット ・FDA(アメリカ食品医薬品局)の厳しい基準に準拠し、品質管理と安全性が高い。
・35年以上の歴史があり、信頼と実績がある。
・日本に代理店(CryoSend)があり、日本語でのサポートを受けられる。
・ドナーの遺伝子スクリーニングが詳細。
デメリット ・クリオスに比べると、ウェブサイトでのドナー検索などが英語中心になる。
・全体的に費用がやや高い
費用の目安 ・精子1本: 約15万円~25万円($1,000~$1,800程度)
・日本への送料: 約13万円前後($875程度)。別途、タンク返却のための保証金($975・返金あり)が必要。
・合計(1回分): 精子代+送料で、約28万円~が目安。
日本対応 ・ウェブサイト:英語
・問い合わせ:日本の代理店を通じて日本語で可能
・発送:日本のクリニックへの発送に対応
サイトURL https://fairfaxcryobank.com/

California Cryobank(カリフォルニア・クライオバンク)

アメリカ
メリット ・40年以上の非常に長い歴史を誇り、世界的な知名度と信頼性がある。
・多様な人種や経歴を持つドナーが豊富に在籍している。
・国際クライアント向けの専門チームがあり、海外からの利用に慣れている。
デメリット ・日本語のサポートはなく、やり取りは基本的に英語になる。
・他のバンクと比較して高額
費用の目安 ・精子1本: 約18万円~33万円($1,195~$2,195程度)
・日本への送料: 約22万円以上($1,500~)。別途、関税やタンク保証金が必要。
・合計(1回分): 精子代+送料で、約40万円~が目安。
日本対応 ・ウェブサイト: 英語
・問い合わせ: 英語(国際クライアント用窓口あり)
・発送: 日本のクリニックへの発送に対応
サイトURL https://www.cryobank.com/

Seattle Sperm Bank(シアトル・スパーム・バンク)

アメリカ
メリット ・ドナーの音声インタビューやスタッフの印象メモなど、人柄がわかるユニークな情報が充実。
・国際輸送に力を入れている。
・ウェブサイトが使いやすく、情報が見やすい。
デメリット ・日本語の直接的なサポートはなく、英語でのやり取りが必要。
・他の大手バンクに比べると、ドナーの総数はやや少ない
費用の目安 ・精子1本: 約15万円前後($1,000程度)
・日本への送料: 要問い合わせ(メールで見積もりを取得する必要あり)
日本対応 ・ウェブサイト: 英語
・問い合わせ: 英語(国際発送用の問い合わせ窓口あり)
・発送: 日本のクリニックへの発送に対応
サイトURL Seattle Sperm Bank

 

European Sperm Bank(ヨーロピアン・スパーム・バンク)

ヨーロッパの主要バンクの一つです。

デンマーク
メリット ・提供する精子の品質基準が高い。
・出自を知る権利に対応した身元開示ドナーが多く在籍。
・シンプルな料金体系とウェブサイト。
デメリット ・公式サイトやサポートは全て英語。
・日本での利用実績や情報が、クリオスや米国バンクに比べて少ない。
費用の目安 ・精子1本: 約4.5万円~40万円(€300~€2,500以上。ドナー情報による)
・日本への送料: 約10.5万円前後(€695程度)
・合計(1回分): 精子代+送料で、約15万円~が目安。
日本対応 ・ウェブサイト:英語
・問い合わせ:英語
・発送: 日本を含むヨーロッパ外への発送に対応
サイトURL https://www.europeanspermbank.com

海外の精子バンクの流れ【7ステップ】

海外の精子バンクを利用して、日本で治療を受けるまでの流れを解説します。

  1. 受け入れ可能な日本のクリニックを探す
  2. 海外の精子バンクを選ぶ
  3. アカウント登録をしてドナーを探す
  4. 購入前にクリニックに最終確認する
  5. 精子を購入する
  6. クリニックと輸送スケジュールを共有する
  7. クリニックで治療を受ける

①受け入れ可能な日本のクリニックを探す

海外の精子バンクを利用する前に、その精子を使って治療をしてくれる日本のクリニックを必ず見つける必要があります。

クリニックによっては、外部からの精子の持ち込みを一切受け付けていないからです。

不妊治療クリニックに連絡し、「海外の〇〇バンクから精子を取り寄せて、そちらで治療を受けたいのですが、可能ですか?」と確認しましょう。

②海外の精子バンクを選ぶ

次にどの精子バンクを利用するかを決めます。

本記事で紹介したバンクを検討してみてください。

ほとんどの場合、クリオスを選ぶことになるかと思います。

③アカウント登録をしてドナーを探す

精子バンクの公式サイトでアカウントを作成します。登録すると、ドナーの詳細なプロフィールを閲覧できるようになります。

【プロフィール項目の例】
・人種、身長、髪の色、目の色
・学歴、職業、趣味、宗教
・幼少期の写真、手書きの手紙、音声メッセージ

④購入前にクリニックに最終確認する

「このドナーにしよう」と決めたら、購入前に、そのドナーのプロフィール情報(特に精子の品質データ)を日本のクリニックの医師に見せましょう。

予定している治療法(人工授精か体外受精か)に適しているか、最終確認をしてもらいます。

医師から「このドナーの精子で問題ありません」という了承をもらってから、次の注文ステップに進みます。

⑤精子を購入する

精子バンクのサイトで精子を購入します。

日本のクリニックの住所に発送します。自宅に送ることはできません。

⑥クリニックと輸送スケジュールを共有する

精子バンクから発送日や到着予定日の連絡が来たら、その情報を日本のクリニックに伝えます。

精子はマイナス196℃に保たれた特殊な輸送タンクで送られてきます。クリニック側では、そのタンクを受け取り、中身を院内の保存タンクに移し替える準備が必要です。スムーズな受け渡しのために、事前の情報共有が必要です。

⑦クリニックで治療を受ける

精子が日本のクリニックに到着したら治療開始です。

人工授精(AID)や体外受精(IVF)などの不妊治療を行います。

海外の精子バンクのよくある質問

ドナーはどんな人たちですか?日本人ドナーはいますか?

主にそのバンクがある国の健康な学生や社会人です。

多くのドナーは社会貢献を目的に登録しています。

海外の精子バンクに日本人ドナーは、ほぼいません。これは、海外に住んでいる日本人男性で、かつドナーの厳しい基準をクリアする人が非常に少ないためです。そのため、アジア系のドナーを探す方が多いです。

以上です。

東京で精子提供の活動をしています

「れん」と申します。東京で精子提供の活動をしています。

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