男性が精子提供をするメリット・デメリットをまとめました。
精子提供をするかどうか悩んでいる男性はぜひご覧ください。
男性が精子提供をするメリット
人助けや社会貢献になる
精子提供をすることで選択的シングルマザー、夫が無精子症の夫婦、レズビアンのカップルなどから感謝をしてもらえます。やりがいを感じることができます。
また、日本は今少子化が進んでいます。精子提供によって子どもの数が増えれば、少子化が改善するはずです。
謝礼金を受け取れる
精子提供にかかる時間や交通費などへの協力として、医療機関から謝礼金を受け取れます。金額は1回の提供につき1万円~3万円程度です。
個人による精子提供でも謝礼金を受け取れます。相場は3,000円〜1万円程度。
精子提供をすれば社会貢献をしながらお金を稼げます。
自分の遺伝子を残せる
精子提供をすれば自分の遺伝子をこの世に残すことができます。「遺伝子を残したい」というのは人の本能です。子供を作るのは何にも代えられない喜びです。
また、自分の遺伝子をたくさん残せる可能性があります。5人、10人の子供を作ることも可能です。結婚したとしても作れる子供は1〜3人ぐらいでしょう。
自己肯定感が向上する
精子提供をすることで誰かから感謝されて、子供が産まれる。
「自分は社会の役に立つ存在だ」「価値ある行動ができた」と思えます。
精神的な充足感を得られるし自己肯定感が向上します。
健康になれる
質の良い精子を提供するためには、健康的な生活を送ることが求められます。バランスの取れた食事、十分な睡眠、禁煙、飲酒、適度な運動などを心がけないといけません。自分の生活習慣を見直すきっかけになります。
男性が精子提供をするデメリット
養育費を請求されるリスク
将来、子供や女性が親子関係を認知するように求めてきたり、養育費を請求してくる可能性はゼロではありません。個人情報をどこまで開示するか、よく考えておきましょう。
時間がかかる
精子ドナーになるためには複数回の通院や検査、カウンセリングが必要です。採精前には禁欲を3〜4日程度しないといけません。時間がかかるのはデメリットです。
子供が自分に会いたがってきたらどうするか
10年後、20年後に子供から連絡が来るかもしれません。その時、あなたや家族の生活に影響が出るかもしれません。
家族や親から理解を得られない
精子提供をしていることを妻に打ち明けたとき、理解を得られない可能性があります。場合によっては離婚を切り出されるでしょう。自分の親に打ち明けたときも同様です。
子供に関わることができない
子供と関わることができません。会ったり連絡を取ったりとか。
また、「どんな教育を受けているか」「健やかに育っているか」「どんな人生を送っているのか」などを知ることもでません。将来、寂しさやもどかしさを感じるかもしれません。
近親婚
精子提供を数十人、数百人に行った場合、近親婚のリスクが出てきます(生まれた子ども同士が、血縁と知らずに将来結婚してしまう)。
将来、法改正が行われるかも
現在は匿名での精子提供が認められています。
しかし、将来「出自を知る権利」をより重視する方向で法改正が行われた場合、過去の提供に遡って情報開示を求められる可能性があります。
今のルールが永続するとは限りません。
誰でもドナーになれるわけではない
「精子提供をしたい」と希望しても、誰でもドナーになれるわけではありません。年齢、身長、学歴、職業、健康状態、遺伝的背景、喫煙歴など厳しい基準が設けられています。希望者の9割以上が基準を満たせずにドナーになれないとも言われています。
まとめ
以上です。