こんな悩みを解決します。
タイミング法とシリンジ法を比較しました。
タイミング法のメリット・デメリット
タイミング法は、最も妊娠しやすいタイミング(排卵日の少し前から排卵日当日)に性交渉をする方法です。
妊娠率が高い
シリンジ法もタイミング法も妊娠率は同程度と言われています(1周期あたりおよそ20〜30%)。
医学的な調査はまだ行われていません。「タイミング法のほうが妊娠率が高い」と言う人もいます。
私はタイミング法のほうが妊娠率が高くなると考えています。
タイミング法なら精液の全てを膣内に入れることができます。シリンジ法だと100%は入りません。
こんなケースが考えられます。
- ドナーが採精カップに精液をうまく入れられない。(採精カップに射精するのは意外と難しい。床にこぼしてしまうことがある。)
- ドニーがシリンジで採精カップから精液をうまく取り出せない。
- 膣内に注入後に精液が流れ出ることがある。
また、シリンジ法は採精から注入までに時間がかかります。精子は時間が経つごとに運動率が低下していきます。妊娠率も低下します。
自然な形での妊娠になる
タイミング法は自然な形での妊娠になります。
女性はオーガズムを感じると妊娠しやすくなる
女性はオーガズムを感じると妊娠しやすくなると言われます。オーガズムは、精子の卵管への移送を促進します。
シリンジ法だとオーガズムを感じられません。
ホテル代がかかる
タイミング法だと毎回ラブホ代(5,000円程度)がかかります。
シリンジ法のメリット・デメリット
シリンジ法とは、シリンジを使って精液を採取し、女性自身で腟内に注入する方法です。
性交渉をしなくていい
シリンジ法はドナーとの体の接触がありません。
性交痛の人(膣が濡れにくいなど)、性交渉が苦手な人、好きな人としか性交渉をしたくない人に向いています。
自宅でリラックスして行える
ドナーから精子提供を受け取り、自宅やネットカフェなどで注入をします。1人でリラックスして行えます。
虚しさを感じる
人によっては虚しさを感じるようです。「わたし、何やってるのだろう」と思ったりとか。「子どもを作る作業」だと感じてしまうのでしょう。
タイミング法に抵抗がある人におすすめの方法
「タイミング法で精子提供を受けたい。でも好きでもない人に裸を見られるのはイヤ。」ということがあると思います。この場合、次の方法がおすすめです。
- 射精の直前に挿入する。挿入時間は10秒〜30秒程度。
- バスローブを着た状態で性交渉をする。裸を見られずにすむ。
- 部屋を暗くする。顔や裸を見られずにすむ。
- 挿入以外の行為はしない。キス、手マン、クンニなど。
デメリットは2つ。
ドナーが性的に興奮できないため、射精できない可能性があります。
精液の量も減る可能性があります。男性は興奮していたほうが精液量が増えるからです。
その他
タイミング法とシリンジ法のどちらもドナーから性病を移されるリスクがあります。性病検査をしているドナーから精子提供を受けるようにしましょう。
以上です。