女性が妊活中にやってはいけないことを解説します。
女性が妊活中にやってはいけないこと20選
朝食を抜く
1日2食になると、妊娠の準備に必要な栄養素を十分に摂取することが難しくなります。
また、長時間の空腹は体にとってストレスとなり、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌を促します。コルチゾールの値が高い状態が続くと、性ホルモンの分泌に影響を与えます。月経周期の乱れや排卵障害につながる可能性があります。
朝食は毎日食べるようにしましょう。
無理なダイエット
無理なダイエットはしないようにしましょう。排卵障害やホルモンバランスの乱れの原因になります。
また、体重を落としすぎると月経が止まってしまうことも。無理な食事制限は避け、いろんな食材から栄養を摂るといいです。
トランス脂肪酸の多い食事
マーガリン、ショートニング、菓子パン、スナック菓子、揚げ物などに多く含まれるトランス脂肪酸は、排卵に悪影響を与える可能性があると言われています。摂りすぎには注意しましょう。
水銀を多く含む大型の魚
キンメダイ、メカジキ、クロマグロ(本マグロ)などの大型魚は、食物連鎖の過程で水銀を多く蓄積している可能性があります。胎児への影響を考え、妊娠前から摂取量には気をつけましょう。厚生労働省も注意を呼びかけています。
ナチュラルチーズや生ハムなどの生もの
リステリア菌やトキソプラズマなどの感染症のリスクがあります。妊娠中に感染すると胎児に影響が出ることがあるため、妊活中から加熱殺菌されていない食品は避けるようにすると安心です。
インスタント食品やファストフード
これらに多く含まれるトランス脂肪酸や食品添加物は、体内で炎症を引き起こしたり、ホルモンバランスを乱したりする原因になります。
質の良い卵子を育むためには、栄養バランスの取れた和食中心の食生活が理想です。
カフェインの過剰摂取
コーヒーやエナジードリンクなどに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があります。摂りすぎると子宮や卵巣への血流が悪くなる可能性があります。
また、鉄分の吸収を妨げたり、体を冷やす原因にもなります。1日1〜2杯程度に留めるのがおすすめです。
喫煙
タバコに含まれる有害物質は、卵子の老化を早め、質を低下させます。
また、子宮への血流を悪くして、受精卵が着床しにくい環境を作ってしまいます。パートナーが吸うタバコの煙(受動喫煙)も同様に有害です。
過度な飲酒
習慣的な飲酒は、ホルモンバランスを乱し、排卵に影響を与えることがあります。
また、妊娠に気づかないまま飲酒してしまうと、赤ちゃんに影響が出る可能性も。妊活中は禁酒しましょう。
睡眠不足
睡眠中は、妊娠に必要なホルモンがたくさん分泌されるゴールデンタイムです。寝不足が続くとホルモンの分泌が乱れ、生理不順や排卵障害の原因になります。7時間以上は寝るようにしましょう。
体の冷え
体が冷えると血行が悪くなり、子宮や卵巣の機能が低下しやすくなります。シャワーだけでなく湯船に浸かる、体を温める食事を摂る、服装に気をつけるなどの工夫をしましょう。
激しすぎる運動
ウォーキングなどの適度な運動は推奨されています。
しかし、体に大きな負荷がかかる激しい運動は、体脂肪を減らしすぎたり、体がエネルギー不足になったりして、排卵が止まる原因になることがあります。
長時間のサウナや熱すぎるお風呂
42℃を超えるような熱いお湯に長時間浸かったり、長時間のサウナで体温を上げすぎると、受精卵の着床に影響を与える可能性があります。
市販薬を自己判断で服用する
一般的な痛み止め(鎮痛剤)に含まれる「NSAIDs」という成分には、排卵を抑制したり、着床を妨げたりする作用があります。薬を飲む際は自己判断せず、必ず医師や薬剤師に「妊活中です」と伝えて相談しましょう。
歯周病の放置
歯周病菌による炎症は体全体に影響を及ぼします。炎症物質が血流に乗って子宮に達し、着床を妨げる一因になる、という研究報告もあります。早めに歯科検診を受け、治療しておきましょう。
持病の放置
甲状腺の病気や糖尿病、高血圧などは、放置すると妊娠しにくくなったり、妊娠中のリスクが高まったりします。妊活を始める前に、きちんと治療し、数値をコントロールしておくことが重要です。
レントゲン(X線)検査
妊娠に気づいていない初期の段階で、レントゲン検査の放射線を浴びることは、赤ちゃんへの影響を考えると避けたほうがいいです。病院で検査を受ける際は、問診票に記入し、医師に「妊娠の可能性があります」と伝えましょう。
ハーブやアロマオイルの自己判断での使用
ハーブやアロマオイルの中には、ホルモンバランスに影響を与えたり、子宮を収縮させる作用を持つものがあります(セージ、ジャスミンなど)。リラックス目的で使う場合も、妊活中に使用して問題ないか専門家に確認してください。
過度なストレス
「絶対に妊娠しなきゃ」という強いプレッシャーやストレスは、自律神経を乱し、血行を悪くします。また、ストレスホルモンは妊娠に関わるホルモンの分泌を妨げることがあります。日々リラックスして過ごすことが大切です。
不安をパートナーと共有せず、一人で抱え込む
妊活は夫婦二人で行うものです。不安や「今月もダメだった…」という落ち込みを一人で抱え込むと、どんどん辛くなってしまいます。気持ちをパートナーと共有し、支え合うことで、心の負担が軽くなります。
以上です。